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夏に多い膀胱炎2(ラジオ小松8月放送)

8月放送後半
11月22日002

慢性に移行する膀胱炎は、まず専門医に診てもらい細菌感染がなく、なかなか治らない時は漢方薬をお試しください。
おしっこに細菌がないにもかかわらず膀胱炎が続く場合は、身体に必要な気・血・精が不足して膀胱の粘膜を修復できない為、なかなか完治しないタイプに当たります。特に、エネルギーが不足すると防衛機能が低下し膀胱炎が治りにくくなります。
1)エネルギー不足タイプ
いつも疲れているとか、すぐに横になりたい人は、エネルギー不足の人が多いようです。このタイプが、頑張って仕事をしたり、寝不足気味になると、益々エネルギー(気)が不足し、その結果、気の巡りが悪くなり、膀胱の所で流れが停滞する為膀胱炎が生じます。
症状)
おしっこがスッキリ出ない、尿は透明で濁りがない。その他元気がない疲れやすい息切れなどを伴います。
特に疲れると膀胱炎がひどくなるのが特徴です。
漢方薬)
気を補い機能を高める事によって膀胱炎を改善する補中益気湯に尿の滑りを良くする猪苓湯を加えます。
2.腎陽虚タイプ(元々のエネルギー不足)
老化や慢性病などが原因で元のエネルギーが不足し、その為身体を温める能力が低下しそこへ、冷えが身体に侵入し膀胱の気血の巡りが停滞し排尿痛などの膀胱炎が発生します。
症状)排尿痛があり、頻尿・夜間排尿などがあり、手足の冷え寒がる元気がない、腰がだるいなどの症状が伴います。
漢方薬)
腎の元の陽気を補い身体を温める牛車腎気丸に小便の道を良くする猪苓湯を加えます。
この様なエネルギー不足の人は、身体を冷やすゴーヤ・トマト・スイカなどの摂りすぎに注意しましょう。
甘い物や冷たいジュースの摂りすぎで、腎機能が弱くなり発生する事がありますが、疲れた時などは、自然な甘みで、すい坂飴・起こし飴・天然はちみつ・甘酒などを進んで頂くと疲れも取れ、むくみも起こりにくくなります。
眠る時は、くどいようですが、短パンなど足腰を冷やして寝ていると、膀胱炎や腰痛が起こりやすくなります。下半身を冷やさないように工夫しましょう。
参考になると思いますので、聞いて下さい。
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